前回の記事で購入する車の条件の話をしたので車種の分類について記事を書きます。
車にはどんな種類があって、どんな特徴があるか大まかに解説していきます。
この記事を読むことで「車の使い方」と「車種」を少しでも繋げることができれば嬉しいです。
【初めてのマイカー条件】
私が初めてマイカーを購入したときは「友人と被らない」「かっこいい」という条件でした。今思うとスゴイ条件ですね。
この条件だと全く絞り込みができません。
なのでこの記事を読んでくださった方には少しでも車選びに役立ててほしいと思っています。
【車種の分類】
日本では「人が乗る自動車(乗用車)」は「普通乗用自動車」「小型乗用自動車」「軽自動車」の3つです。
ですがコンパクトカーやミニバンといった規定を定めている法律はありません。
なので独断と偏見で分類していきます。
少し多いですが最後まで読んでもらえればと思います。
【軽自動車について】
〈長所〉
・小さいので狭い駐車スペースや路地等でも運転しやすい。
・税金や高速道路の料金等が安いので維持費が安くつくのが特徴。
・一部のスポーツカーや貨物車の除き4人乗り。
〈短所〉
・長時間移動や高速道路の走行は苦手。
・衝突事故には強くない。
軽自動車にも分類がある
〈ワゴン〉
室内スペースを広くしたタイプ。
〈ハイトワゴン〉
・全高を高くし、ワゴンのスペースの高さを増やしたタイプ。
・スライドドアを採用したタイプも多い。
〈バン〉
・軽自動車の貨物車。農作業も考慮して作られている。
・貨物スペースは車内になる。
〈トラック〉
・軽自動車の貨物車。農作業も考慮して作られている。
・基本は2人乗り。
・車両後部は荷台がついている。
〈SUV〉
・レジャーに使うための装備や利便性を持つ車。
・最低地上高(地面から車体の底までの高さ)が大きく、荷室も広いのが特徴。
〈スポーツ〉
人やモノを運ぶより運転を楽しむ事をコンセプトにしている。
【乗用車について】
道路運送車両法では「普通乗用自動車」と「小型乗用自動車」があります。
ここでは分ける必要もないと思うので区別せずに記載します。
<コンパクトカー>
スモール、ミドルの2つがある。
スモールクラスは軽自動車と比べると少し大きく、パワーもある。
小さいので狭いところの取り回しよい。
近所への買い物や送り迎え等の街乗りが得意。
ミドルクラスはスモールより少し大きく、長距離移動の負担も少ない。
実は世界戦略車であることが多いためしっかり作られている。
<ミニバン>
車の高さがあり、6~8人乗りで大人数での移動を想定した車。
一番後ろの席は折り畳み式になっていて、荷物スペースを広く取ることができる。
スライドドアが多く、開けた際に壁や隣の車にぶつけることが少ない。
車両としての重心が高く緊急回避は苦手。
スモール、ミドル、ラージの3種類に分類する。
スモールクラスはあまり大きくないので狭い住宅街でも運転しやすい。
車種が少なく、現行(2020年9月)ではトヨタのシエンタ、ホンダのフリードくらい。
ミドルクラスはミニバン激戦区。車種が多く選択肢もある。
2列目シートの前後スライド範囲が大きいため「乗り降りがしやすい」「乗車姿勢がラク」といった特徴がある。
家族で使うなら最も無難なクラス。
駐車場の高さ制限が低い場合があるので注意する必要がある。
トヨタのノア・VOXY、日産セレナ、ホンダのステップワゴン等が該当する。
ラージクラスは車両が更に大きくなり、内装外装の豪華さが特徴。
所有の満足感も満たせる。
良くも悪くも目立つ。
狭いところは気を使う。
駐車場のサイズ制限(高さ・幅)に注意する必要がある。
トヨタのアルファード・ベルファイア、日産エルグランド等が該当する。
<SUV>
SUVとは、スポーツ・ユーティリティー・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略。
レジャーに使うための装備や利便性を持つ車。
最低地上高(地面から車体の底までの高さ)が大きく、荷室も広いのが特徴。
これもスモール、ミドル、ラージに分類される。
スモールクラスは小さいものだと軽自動車、コンパクトカーサイズのSUVが存在します。
日常の使い勝手とレジャーを考慮していることが多い。
人気の分野のため車種も豊富です。
ミドルクラスは、レジャー寄りのモデル、高級車寄りのモデルがある。
車両が大きくなるため駐車場のサイズ制限(高さ・幅)に注意する必要がある。
ラージクラスは本格的なオフロード車から高級車、ハイパワー車まで幅広いモデルがある。
車両はミドルクラスより更に大きくなるため駐車場のサイズ制限(高さ・幅)に注意する必要がある。
<セダン>
エンジンルーム、乗車スペース、荷室スペースが分かれている車。
小型で普段使いするものから、高級車、ハイパワーなスポーツタイプまである。
乗っていて疲れにくく、長距離移動に向いている。
エンジンルームとトランク(荷室)が衝撃吸収の役割を果たすため、構造上は乗客の安全性が高い形状。
ドアが4つで4人もしくは5人乗り。
スモール、ミドル、ラージの3種類に分類する。
スモールクラスであるセダンの小型自動車は1990年代までは多くあったが、今は車幅が増えたため普通自動車に分類される車が多い。
普段使いを想定した車両が多い。
ミドルクラスは高級車やスポーツカーが多い。
後席もゆったり座れるものが多い。
メルセデスベンツのCクラスやBMW3シリーズ、レクサスIS、クラウンやWRXがこのクラスに分類される。(20年前では考えられない時代ですね…)
ラージクラスは更に高級な車になる。
一般人はなかなか買えない。
<ワゴン>
ハッチバックの荷室を長くしたものとセダンの荷室を客室と一体化したもの(ステーションワゴン)がある。
ステーションワゴンタイプのほうが安定している傾向になる。
<クーペ>
ほとんどがスポーツカー。
走る、曲がる、止まるが高レベル。
人を乗せたり、荷物を積むスペースは少ない。
緊急回避能力はセダンと同じく高い。
<オープン>
屋根を開けることができるタイプ。
幌の手動開閉タイプと電動で開閉できるタイプがある。
以上が分類になりますが、非常に種類が多いと思います。
そのため条件が大切になってきます。
例えば、乗る車の条件に
・冬はスキーに行くの4WDがよい。
・スキー板を積める。
・冬以外も家族で出かける。
といったものを挙げているとすると、
ミニパン、SUV、ワゴンで4WDの車が向いていることになります。
私が初めてマイカーを購入するときの条件は、
・友人と被らない
・かっこいい
なので「どれでも良い」という結果になり、全く絞り込みができていないことが解ります。
欲しい車が決まっていれば良いですが、分からないからといって他人に任せると良い買い物ができないこともあります。
これを読んで、一人でも自分なりの条件で納得して購入できればと思います。